文法事項とは違う、効率よくミス少ないコードを書くための、いわば「よい習慣」みたいなものがあり、それを仮にここではエンジニアしぐさと呼ぶ。江戸時代から口伝で伝えられたものである(嘘
主にソースコードを書く場面での習慣であるが、それ以外の場面でもクセになってしまっているエンジニアが少なくない。
括弧はセットで入力、セットで削除
括弧を使う場合、タイピングの観点からは 始まり括弧→内容→閉じ括弧という順番が自然である。
しかしエンジニアの場合、
始まり括弧→内容→始まり括弧→内容→始まり括弧→内容→閉じ括弧→内容→始まり括弧→内容→閉じ括弧→閉じ括弧→内容→閉じ括弧
というような状況が頻繁に発生し、最終的に始まり括弧と閉じ括弧の数が合わなくなり、エラーが発生する。
モダンなエディタは括弧をペアで挿入する機能があり、この作法は自動化されつつある。
括弧をまたがない。
([)] とか[(])みたいなこと。
括弧内で改行したら字下げ
タブかスペースか、2字か4字かといった宗派の違いはあるが、字下げは行う。
コメント
大原則は「自分以外の人が読んでわかる」こと。
演算子の前後は半角アキ
最初の頃、私も入れなくていい気がしていたが、慣れてくると半角アキが入っていないと視認性が悪い、と感じるようになる。英単語が半角アキ区切ってあるのと同じ。
全角半角の区別
2バイト文字とも言われる全角文字。
全角スペースとか全角記号を使わない。実際には最近のJavaScriptでは2バイト文字を変数名などに使える。
クラス名は大文字で始まる / 変数名は小文字で始まる
これはプログラミング界の約束事になりつつある。
エラーメッセージはファイル名と行数をまず見る
よく読む。
クォーテーションの外で全角(2バイト文字)は使わない
最近はJavaScriptでは2バイト文字を使った変数名なども使えるようだ。
メンバー変数は原則としてprivate
カプセル化と呼ばれるお作法のうちの一部。
privateな変数にはセッターとゲッター。
カプセル化と呼ばれるお作法のうちの一部。
セッターはsetXxx()、ゲッターはgetXxx()という名前に
カプセル化と呼ばれるお作法のうちの一部。